カープールカラオケをご存知ですか。アメリカの番組で司会のジェームス・コーデンが運転する車に有名アーティストが相乗りし、車内で大声で歌う番組だ。以前サム・スミスについて書いたときにも触れた。
YouTubeでしばしば視聴する。全部を観たわけではないが出演した名だたるアーティスト達の中で一番面白かったのがセリーヌ・ディオンの回だ。わたしにとっては。
さすが世界のディーヴァ、セリーヌ・ディオン。50歳を超えた彼女は大御所の貫禄たっぷりだがサービス精神がすごい。表情もひょうきんだしリアーナの「ワーク」を歌ってくれる時点でなんて素敵なおば様なの。わたしが一番好きなのはジェームスに「ちびっこに大人気の曲『ベイビー・シャーク』をドラマティックに歌えるか」(多分というようなこと)と聞かれた後だ。人によっては鼻で笑って終わらせそうなフリなのに、彼女は文字通りものすごくドラマティックに歌い上げてくれる。このことば好きじゃないけど「神回」だと思う。最後の最後まで最高に面白いので観てください。
Céline Dion Carpool Karaoke - BONUS CLIP
もうひとつ好きなのがアリアナ・グランデの回。ジェームスにおんぶされた状態でアリアナはコーヒーショップへ。そこでオーダーする飲み物のサイズは言わずもがな。
加えておくとアリアナは番組の中でセリーヌのものまねを披露している。
セリーヌとアリアナには映画「美女と野獣」の主題歌「Beauty and The Beast」を歌った共通点がある。「映画・美女と野獣の主題歌を担当した歌手はいい人」、そんな仮説を今立てました。セリーヌが歌を担当したアニメ映画「美女と野獣」の公開が1991年。アリアナが歌った実写版が2017年。この法則(ソースが少ない)にのっとって考えると次の「映画・美女と野獣」は約四半世紀後に公開されることになる。誰が主題歌を担当するのか今から楽しみ。
いくさぶろうもきらいじゃない。