耳のないパンを焼く41の方法。

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子育ての悩みは思考の「毛玉」であること。毛玉を構成する糸の種類を見つけよう。

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「悩みの毛玉の解き方」

悩みというのは、多種多様な糸がこんがらがった毛玉みたいなものである。そしてなぜか、本人は悩みが毛玉であることにに気づきにくい。そういうときのために、コーチたるわたしはいるのだよなぁと思ったりしている。いつでもどうぞ。

悩みの毛玉。とりわけ子育てにおいて毛玉のこんがらがり具合はすごい。なぜか?母親たちにとって子育てが超絶大変だからに決まってるじゃないの。とはいえ事前にある程度、毛玉の構成要素のカテゴライズはできて、これを知っておくと多少なりとも楽になるかもと思うので書く。

ざっくり
1 子どもの「今」のこと
2 子ども「未来」のこと
3 自分の「今」のこと
4 自分の「幼少期」のこと
5 「今」の親との関係
て感じ。

夫のことは1〜4辺りの二次的なものだと仮定して省略する。

お気づきかと思うが、毛玉の糸はまず時制で分けられる。今・未来・過去。

「1子どもの今」と「2子どもの未来」は思考が地続きだったりするので、悩みにフォーカスしてると案外気づきにくい。「今」こんなに偏食で「将来」成長に影響が出たらどうしよう?みたいな因果関係で考えやすいのだ。今起こっていることと起こるか分からない将来の心配は、今一度分けた方がいい。分かってる。分かってるけどできないのは分かってる。

それから「3 自分の今のこと」は、時間がないし自分のことは後回しだし、その割に周りは自由に見えたり、孤独を感じたりするし、終わりは見えないし…って類のものを指す。ここはシンプルに労おう。基本的には誰も本当の意味であなたを労ってはくれないので、誰かに期待せず自主的に労おう。

「4 自分の幼少期(過去)」がやたら幅をきかせてくるのも、子育て期特有って感じがする。子どもと自分の子ども時代を重ねたり、親にこれをされてイヤだったとか反芻したり。この幼少期の記憶が、自分の中に理想の母親像を作り上げて、それでまた苦しんだりもする。これもある程度、致し方ない。わたし達の世界は概ね過去の経験からつくられるから。
自分の認知・過去からできたVRを緩めたり広げたりが、どれくらい容易なのか・どれくらいサポーターが必要なのかは人による。とはいえ思い出して欲しいのは、あなたはもう幼い子どもではなく、自由で自立した大人なのだということ。自分の意志で決めていいのです。そして、あなたの幼少期の「母親とわたし」は今の「あなたと子ども」ではない。だから重ねなくていい。逃れようとするほど、とらわれる。人間の脳とはそういうもの。一旦忘れよう。

4と同じくらいめんどくさいなと思うのが「5 今の母親との関係」。お互い、昔の「保護者と被保護者」の記憶を引きずっている。ところが実のところ、今の母親はただのおばあちゃんだったりする。脳の認知機能は低下してて情報のアップデートも遅い。老人だから頑固で怒りっぽい。ネットリテラシーも低い、人が多い。あなたの中の、母親に対する乳飲子の自分を育ててくれた頃の「絶対的存在」みたいな幻想を、意識的に捨てよう。その人は、親切心であれやこれや言ってくれる、ふつうのその辺のおばあちゃんなのだ。

今、育児にお悩みであれば頭の中を
1 子どもの「今」のこと
2 子ども「未来」のこと
3 自分の「今」のこと
4 自分の「幼少期」のこと
5 「今」の親との関係
に分けてみよう。

お分かりのとおり子育て中の今は、1と3が優先で、その次2くらい?

4が解決すればなにかと楽になると思っている方もいるかも知れない。それって場合によっては時間がかかるし精神も削られるし、親とケンカになることもあるから迂闊に手を出さなくていいと思う。

5に関しては、繰り返すけど相手はひとりの老人です。

毛玉を作っている糸の分別はできたかい?
別のほどき方はまた今度。

おやつは久々、アンジェリーナのモンブラン