こそこそレビュー14回。小倉広「もしアドラーが上司だったら」。あんまりうだつの上がらない会社員男性がアドラー心理学に明るい上司「ドラさん」との関わりの中で成長する、サクセスストーリー仕立てのアドラー心理学の本です。アドラー心理学といえば!の「嫌われる勇気」より親しみやすい設定で、非常に読みやすく分かりやすい。「嫌われる勇気」を購入して読まずにわたしによこした配偶者も、1日で読了したもよう。息子も読んでいましたが途中でやめたようです。
わたしの場合、具体的には
・機能価値と存在価値の切り分け
・人間は95%できていて、できていない5%に悩む
・より大きな共同体の利益追求
・信頼と信用の違い
・ネガティブな気持ちは見ても、注目しない…
などなどがすっぽり頭の中に入ってきたです。なーる。
とりわけ「人生が複雑なのではない。あなたが人生を複雑にしているのだ」の一文は、わたしの座右の銘となりました。
NLPの本を立て続けに読んでるのだけど、気づくと頭が「いかにスキルを使って相手を読むか」みたいなのでいっぱいになることがある。でも、きっとそうではなくて。信頼関係の中で、お互いがよりよい方向へ向かえることがNLPなりコーチングなり、人生の一番の目的なわけで。若干ドラさんのキャラが苦手ではあるけど、今のわたしにとって、何度でも立ち返りたい本が「もしアド」だったりします。
前述したけど大変読みやすいので、みんな読んでおいて損はないと思うです。
★★★★
今年もよろしくお願いします。