心理系の先生と呼ばれる方と時々お話しする。その先生と話しててなーる、と思うたことがあったので記す。
先生「山名さん」
わたし「はい」
先生「自信っていうのは実績のことじゃないんですよ」
わたし「ほう。ではなんでしょう?」
先生「ゆとりなんです」
わたし「なーる」
まぁこの辺でいっかな、という適当さがゆとりであり、初めからハイクオリティを目指してゴリゴリと力んでもあんまりいいことないっていうか。どんなにできたものを提出しても、それじゃぁもうちょいヨロ、って感じで目標が吊り上げられるからいつまでたっても終わらないし休めないんだよね。それは分かるわー。
先生「特に山名さんみたいに人生で挫けて引きずっちゃってるタイプは……」
わたし「それ以上はご勘弁を」
両親が住う母屋と1メートルと離れていない離れで生活していた男性が孤独死した。
39歳、またわたしと同世代である。無関係な人間を巻き込んでの自傷自害など全く解せんが、すぐ側に親がいる環境で人知れず栄養失調で亡くなったという話もなかなか受け入れがたい。本当の意味で「独り」だったのかなぁ……。
ロスジェネの僕たちの後に生まれたゆとり世代、君たちは自信に満ちあふれているのだろうか。おばちゃんには分からん。
実績という知育玩具は遊び終わりがないようにできている。所詮人生の補助教材でしかないのだ。
実績は積もうとするな。
ステップを踏むんだ。
それがどれだけ滑稽で無様でも。