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ハイ、諸悪の根源東京ガールは夏の帰省をとりやめます。盆暮れ正月、全てが激混みの時に帰省とかイヤやねん。別にやる事ないねん。暑いねん。寒いねん。と、実家に行くのをペンディングし続けてきたが色々思うところあって近年は春休みに息子と帰省するってスタンスを取ってきて、今年もそのつもりがハイ緊急事態宣言下でしたので延期となりました。で、宣言も解け夏期休業の期間も分かり短い夏休みに帰省の予定をねじ込んだ。ハイこんな状態なのでそれもリスケという建前の中止です。いつでも会いに行けると思っていた場所に、今は実質行けないわけで。「行かない」と「行けない」のテンションの差をひしひしと感じております。父に行けませんメールをしたら「給湯器が壊れて向こう数日は湯が出ない」ような事が返ってきた。ちょっと前に壊れて取り換えたばかりではないのと言ったら「5年半前」との返事。マジか。「ちょっと前」は「5年半前」か。光陰矢の如し。本気で実家に顔出しとかないとあかんな。そのうちとか言ってる間にまた5年半経っちゃいそうだ。いつまでもあると思うな親と金。コロナ禍で入手した自身のエンディングノートもちょっと書いて放置されている。さよならはある日突然やってくると最近の僕らは察知している。それなのに、それだのに。僕はその日のごはんのメニューばかり考えている。状況が改善したら多少無理しても会いに行かなくちゃ。ところで配偶者の実家にもとある事が潮となって何年も行ってない（嫁姑問題ではない、はず）。そちらにも嫁としてそろそろ顔出しますと言い続けてるんだけど毎回「無理しなくていい」と配偶者のお気遣いをありがとう。最近それはつまり「むしろ来なくていい」の意味なんじゃないかと思えて震える。人の腹の底を探ってばかりでは壊れる。日々粛々と過ごしていける幸せよ嗚呼。
日常がこれ以上壊れませんように。
