スーパーに行くと発泡スチロールに張られた氷水に青魚が一尾まるまるどばーって入れられて売ってたりするじゃないすか。ブリ的切り身は氷の上のザルに乗せてどーっと並べてあるじゃないすか。大体そういうふうにパッキングされないで売ってるのは特売品で安いし新鮮っぽいから欲しくなるわけです。血まなこになって瞳が濁ってない純なアジを目で探すわけ。目星つけたらトングで取って青いビニール袋に入れるわけ。突発的に出会った鮮魚は想定外の買い物である場合が多くその後スーパーの鮮魚・精肉売り場を見てるうちに「あ、この魚要らなかったかも」って思う事がたまにあるんだけど100%戻せないからお買い上げするしかない。一回ピックした魚を売り場に戻す術はないだろうか。ないでしょうね？
以前ちびっこがママのお手伝いとしてトングのかなり根もとを持って一生懸命魚の切り身を取ってるのに遭遇した事がある。光景は微笑ましいのだが、いやそれ通常魚に触れるとこがっつりお子さん握ってますやんて他のトング待ちしてたらちびっこが切り身取り終わってママさんが「どうぞ」って待たせてすみませんみたくトングを差し出してくれたけど咄嗟に断ってしまいママさんがあっ…って察した感じで気まずかったのを思い出した。なんだか申し訳ない。オンタイムで見ていなければ迷いなくそのトングを使ってただろうに、知らぬが仏。
スーパー行かない人は知らないかもしれないけどトング使わないでビニール袋に手を入れ魚をあさる大人は結構いる。手の体温で触った魚が傷むのではと不安になるのはわたしだけではないはずだ…よね？わたしの中ではナシだ。一度半解凍状態の塩鮭切り身を素手でまさぐるご老人に遭遇したことがある。素手おじいちゃん完全アウトー！アウトだけど現場を見てなきゃ老人にガンガン触られた魚を買う可能性はあるわけで世の中それで成り立ってるんだから火を通せば大概大丈夫ってことか。だからわたしは干物を焼き過ぎる。
かたい。
