使わないけど捨てられないものが山ほどある。山ほどある中でどうしたらいいかわからないNo.1、2を争うのが「来客用カップ&ソーサー5客セット」。結婚前後に実家からもらってきたものだ。手放すか迷う理由はうちが「お客様」がいらっしゃるタイプの家庭ではないくせにカップ&ソーサーセットに「10年に一度くらい大活躍した過去実績がある」からだ。あるんだよ、10年に一度「明後日お客様（うちにくるのが初めての初対面かそう親しくない方×3人以上）がいらっしゃるよ」ってシーンが。突然。その時あってよかったなって思ったから捨てられない。それなら必要とみなして処分候補に入れなきゃいいじゃないと思われるかもしれないがハッキリ言って「わたしの好みのデザインと柄じゃない」から問題になってるのだ。よく言えばオーセンティックでトラディショナル、反対に言えばコンサバティブすぎて古くさい。自分で厳選した品ならこんな悩みは起こるまい。マルチに活躍する好きなアイテムを選んで営む生活が必然的に不要な物を持たないミニマルなものに近づくってなんとなく納得した。本日も家の奥底深くに収納されたカップ&ソーサー5客セットに思いを馳せる。おネコはずっと押入の中に入りたい。
