パンメイト*1とガストに行ったらドリンクバーにストローがなかった。わたしたちはすぐに環境問題が理由だと理解した。環境保護目的ならストロー廃止は妥当だし、ないものはないのでグラスに口をつけて飲んだ。けど実はあまり気分はよろしくなかった。
グラスは案外汚れが落ちない。とりわけ口をつける部分は口紅や食べ物の油が残りやすい。グラスを洗った後唇の痕跡を見つけるとうんざりする。洗い直して全力で拭く。これでもかこれでもか。個人経営の適当な感じの飲食店では、業務用食洗器では落ち切らなかった他人さまの唇の跡がキスマークよろしく残ったグラスが出てくることがある。飲めない。大手外食チェーンでそういったことは起こりにくいだろうし自分でグラスのチェックもするけど多くの知らない人と間接キッスリレーをするみたいでいやなんだ。無料で出してもらえる水ならいい。でもドリンクバーはお金出してるじゃん。
加えてわたしは生粋のストロスト*2である。自宅でも水と麦茶以外の冷たい飲み物はプラスチック製ストローで飲む。ロングストロー・細くて短いストロー、どちらも100円ショップで購入して常備している。歳をとってちょっと口元の筋肉が緩くなったのかよそ見しながらグラスに口をつけて飲むと中身がこぼれることがある。ストローならそれが回避できるわけです。ストロー万歳。
「ストロー廃止」は欧米を中心に広がりはじめたムーブメント。
世界的に店舗展開している大手コーヒーチェーン『スターバックス』では、2020年までに世界の全店でプラスチック製ストローの廃止を発表。ふたを工夫し、ストローなしでも飲めるように容器を改良するという。
クリームもりもりのなんとかフラペチーノには紙製ストローがつくらしいが結構な強度の紙じゃないと途中でダメになりそう。100円ショップで売られている紙製ストローはプラ製に比べて高い(1パッケージの本数が少ない)。ということはストロー付き飲料にかかるコストが上がるのよね。値上げ?スタバの高いコーヒーがさらに値上げ?紙製ストロー導入の動きは日本マクドナルドでも見られる。マックの飲料がストローが理由で値上げされるのはイヤだ。100円のドリンクSがいくらになるんだろう?
ところでガストにてパンメイトと「携帯用マイ・ストローを持ち歩く日がくるのか」なんて言い合っていたら、既にあった。
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ストロー廃止についてガストさんの取り組みについて詳しく書かれた記事を発見。
所望すればストローはもらえるらしい。強度を考慮して紙製ストローではなく植物由来樹脂製バイオマスストローを採用した辺りに企業努力を感じる。加えてココ。
「私自身、廃プラスチックの問題は知らなかったのですが、自分なりに勉強して、今では意義のある取り組みだと確信しています。この取り組みを成功させるために現場がすべきことは、キレイなグラスをお出しする、必要な方には速やかにストローをお持ちするなど、お客様に気持ちよくご利用いただくことですね」
キレイなグラスの提供。ストローなくてヤダったとか言ってすみません。ガスト万歳。
環境問題はストロストにとっても他人事ではない。多少高くなるがプラ製ストローからバイオマスストローに変えるくらいの取り組みはしよう。ストローを使わない?それは選択肢にないんだ。緩い口から飲み物がこぼれるって言ってるでしょ。液体を垂れ流すくらいならストロー買う。