耳のないパンを焼く41の方法。

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Twitterでの中傷への対処法を知りたくて本を読みました。

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 SNSやネット上で誹謗中傷・迷惑行為を受けた時の対応方法は?という疑問に対する答えは多くの場合「無視」あるいは「法的措置」。他には「運営組織に報告」があるけど今回は省略。

 「無視」または「法的措置」。思いっきりメトロノームの左右に振りきった方法です。ふたつの対応方法の中間に、何かしらできる事はないか?と思い、「ネットで勝つ情報リテラシー」(著者:小木曽健)を読みました。

ネットで勝つ情報リテラシー (ちくま新書)

ネットで勝つ情報リテラシー (ちくま新書)

 

 結論から言えば、できる事は「ある」です。詳細はご自身で読んでいただくとして、この本に書いてある事(わたし目線)と所感をいくつか、私事を交えて記します。

 

情報発信は「発信者」にメリットがある

 情報発信は「誰かのために」ではなくて「発信者自身にメリットがあるから」行われる。

 確かに自分にデメリットしかない話はしませんよね。一見利他的な情報も手前に必ず発信者サイドの利益が存在する。新聞やニュースの報道も、そもそもそのマスメディアが儲かるメリットがなければなされないわけです。詳しくは本で。あらゆる投稿は情報発信。知らぬ間にメリットがあると判断してやってるんですね、わたし……。

 

情報発信で生まれる「義務」

 SNSやブログの利用は、情報発信の「権利」の行使であり、そこには「義務」が生じる。それは批判を含めた反響の存在を認識すること。的外れな批判に逐一頭を抱える必要はないけど、読んだ(見た)他者に感想が生じる事実は分かっておかないといけない。

 個人的にはこの辺の認識が非常に甘かったというか。「ブログ読んでます」って言ってくださる方がいると「なんて奇特な」くらいにしか思ってこなかった。一応(今は)内容に気をつけてはいるけど、読んだ人の中に感情や感想が、自分の想像以上に発生している……と思っておいた方がいいのかもしれません。

 

ストローマン・チェリーピッキング・燻製ニシンの虚偽・ダブスタな人たち

 ・ストローマン:歪んだ解釈をつけて反論する人

 ・チェリーピッキング:自身に好都合なトピックだけに着目する事

 ・燻製ニシンの虚偽:本題から話題を逸らす事

 ・ダブスタダブルスタンダード:時と場所によって発言や判断基準が変わる事。矛盾

 そういった人たち、そういった手法を使う人たちが多く存在する。

 どれがどのテクニックかの判断まではつかなくても、存在自体は分かりますね。合わせ技もあるような。自分の発言が上述したタイプの人に突然ロックオンされる可能性が常にあるわけです。

 そして自分がその手を「使う側」になる危険性も加味しておきたい。リツイートする際、上に挙げた項目に引っかかるコメントをつけていないか、自分自身注意していきたいと思います。

 

SNSの人格がその人の本性に近い

 耳が痛い。とはいえ、ブログとTwitterInstagramを併用している身としては、自分の中には実に様々な側面があるのだと感じます。使用するツールによって雰囲気が変わる人は少なくない。全体的に「Twitterで考え、Instagramで楽しむ」傾向が強いように、わたしは思います。そして全部ひっくるめたのがその人の「本性」だと。あと、わたしの性根は腐っていますご覧の通り。

 

Twitterの悪口、反論すればよかった?

 この本を読む潮になったのはTwitterのオープンアカウントで嘘・悪口(便宜上「悪口」とします)を書かれた事です。現在該当ツイートは消えています。

 発見した時点で冷静に適切な否定ができていたら……とも、今は思います。というのもこの本の中に「人は面白いと思った瞬間、エビデンスを求めなくなる」という趣旨の事が書かれていたから。わたしに関するツイートだって誰かが面白がって、事実確認なしに拡散する危険性があったわけだし、すでにどこかに流れ出た可能性が0とは言えない。間違った情報の流布を、自分で抑止するのはおかしくない。

 

"Silence means yes."

 また、本によると「どう思われようといい」という感覚はネットでは通じないそうです。沈黙は肯定と判断される。この本は、虚偽に「自ら否定発言をする」選択肢を与えてくれました。反論すれば全てうまく収束するわけじゃないし、この辺にもテクニックとかウィットとか必要になりますが、嫌がらせや、誹謗中傷・名誉毀損と取れる内容の情報発信に対してできる事は、「無視」か「法的措置」の2択ではないんですね。子ども間のSNSトラブルにも有効な「反論」方法があるようです。

 

最後に

 SNSトラブルの詳しい対処法や具体的な事例は、本の中に書いてあります。自分を顧みて反省しなくてはいけない事がたくさん出てくるし、読んだからといって直ちに情報リテラシーの上級者にはなれません。でもSNS利用者として、これを読んだ/読んでないの差は後の使用に少なからず影響すると思います。SNSトラブル対応のバリエーションを知れるだけでも大きい。自分のためにはもちろん、子を守る大人として、情報リテラシーを身につけておく必要性を感じました。理想はSNSでトラブルが起こらない事ですが、非公開アカウントのやりとりも含めたら人間である以上揉め事なしの平穏無事はムリ(断言)。

 

 普段実用書や新書はほとんど手に取りませんが、読んでよかったです。読みながら「うわー。やらかしてきたわー、わたしー」ってずっと思ってた。人生日々勉強ですわほんとに。またなんかやっちゃったら、やんわり注意してください。優しくお願いします。

 

 

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