カオスなんて使い古されたことばは嫌なんだけど他に表現も思いつかないのでカオスといいます。宝地図を作った。宝地図（またの名をビジョンボード）というのは、自分が手に入れたいものなどの写真や絵を貼って、夢や目標を実現させようという板だか紙だかのことです。よく目標は紙に書き出すといいますけども、それの可視化版、ビジュアル版くらいに思うといいんじゃないかな。わたしが知ったのは自分の写真を中心に、手に入れたいもの・大切なものの写真を 貼っていくというものだったです。早速手帳の空きページに作成開始。まず自分の右上に諭吉が乱舞する写真を貼った。その次におネコの写真を3枚ほど。それから家族写真。わたしは、とにもかくにも金なんだなってよく分かった。そして家族の前にネコ。ところで人間は未来のことを想像するとき右上を見るって知ってた？諭吉が右上にあるあたりリアルに金が欲しい気持ちが表れているよね。あるいは未来的に手に入ると、本能が確信しているのか。後者でありますように。その他欲望のまま写真や切り抜きを貼ったんだけど「アジアンリゾートのヴィラ（寝室と猫足バスタブ、プール）、ナチュラル系インテリアの書斎、ハワイの海にイッタラの食器という謎の世界ができあがってしまった。仮に全部叶ったら全く統一感のない家が出来上がる。アジアンリゾート風の家にイッタラの食器っておかしいでしょ。考察するに山名は「自分探し」を東南アジアの島で行っていたおかげで、そういうところでたまに泊まった高級ホテルのイメージを引きずっているのである。それは過去にとらわれていることにほかならず、果たして今求めているかといえば、違うんだろうなぁ。宝地図のおかげでいかに頭の中がとっ散らかっているか分かった。そりゃ部屋も汚いわけだ。頭の中がクリアになれば、おのずと家もすっきりするような気がしてきた。その逆もしかり。今年のクリスマスプレゼントには、「（基本的に）自分のものなら何を捨てても誰にも文句を言われない一日」をリクエストしようと思う。
