老若LINEが浸透して久しい。先日近所の美容院でツーブロックの刈り上げだけやってもらうために電話で予約をした。5分で終わるしメニューにないのでネットで予約できないのだ。当日あんまり電話かけたくないんですよね、ネット予約がいいですと正直に申告した。引きこもりがち主婦は家族以外とあまり話さないので電話では咄嗟に声が出ないような気がして怖いのだ。「分かります分かります」美容師は言う「LINEでいいですよ」。ラーイーンでいいんだーー！個人店ゆえの小回り効く感じ。会計後にLINEで「友だち」に。帰宅してふと後頭部を触ると、わたしがゴムでまとめた髪の束を丸っと上に留めているふたつのダッカールの存在に気づく。早速LINEで連絡である。ダッカールついてるんで後日お待ちしていいですか？「申し訳ありません。お願いします（座って頭下げてる絵文字）」。オッケーですのスタンプぽん。お店とのやりとりの締めくくりがスタンプなんて初めてだ。便利だなー。なかなか人にこころを開かないはずのわたし。その「友だち」の定義をLINEは軽々超えていく。
