かねてからお世話になっていた主婦雑誌のブログ更新停止が決定した。今後は発信ツールがインスタグラム中心になるとのこと。時代を感じる。
これを受けてわたしが行なっているのがそのブログ内既存記事の削除とリライトである。約2年で書いた記事は400近い。20〜30記事は既に削除済みであり残りのものも現在は7割非公開である。いっそ全て消してしまいたいがわたしのブログはサービス停止後もネット上に残ることになっており全部消去するとコンテンツ0のタイトルだけという間抜けな事態に陥る。ゆえにいくばくかの記事は残す。ところが読み返すと目も当てられないものばかりで小手先のリライトではどうにもならない。困ったな。削除・書き換え作業をしながらやはり文章は消耗品だと思う。ブログをビジネスツールとするブロガーも多いがわたしの文章はびた一文も生み出さない。所詮ブログなどウェブ上の日記に過ぎず、他人のブログの、特に旬を過ぎた記事なんて意味を持たない。書いた本人が恥ずかしいだけです。わたしはそう思う。
ひとつ困っていることがある。過去にネットの文学賞で月間優秀賞をいただいたのだがその際受賞者一覧に記載してもらったのが今回更新停止となるブログURLなのだ。
昨年受賞して以来応募もしてないししたところで受賞する自信もない。なのでプロフィールを更新できない。もしかしたら運営サイドに連絡すれば対応してくれるのかもしれないが過去のささやかな受賞歴だけを持って個人的な理由でブログURLを変更してくださいと頼めるほどまだわたしは図々しくなれていない。これについては文学の神様が今一度降りてきて同アワードで受賞するのを待つしかない。多分ない。
もうひとつ悩ましいのが上記の通り某主婦雑誌、雑誌本体以外の発信ツールがインスタグラムになるという文字好き40代にとってはキツい事実である。いくらインスタグラム利用者の年齢層が上がっているとはいえ使いこなすにはわたしはいささか歳をとり過ぎている（と思っている）。妥当な写真の投稿などできないしそもそもわたしには世間に向けて発信できるものがない。発信発信いうてもブログでだって情報の発信を試みたことさえない。
このはてなブログを開設して1ヶ月。ありがたいことに読者登録してくださる方がいらっしゃる。最初の記事で書いたことの繰り返しになりますがここではなにも得られません。ごめんね？
まだインスタグラムよりハードルが低いと思って始めたツイッターはフォロワーが3人から増える気配が一向にない。
https://twitter.com/mihoyamana/status/1151081887282020353
そんなんでふたつのブログの狭間で息も絶え絶え窒息寸前で溺れながら書いています。全ての文章は消耗品でありすぐにネットの海に沈み行く運命だと知りながら。残るのが後悔と傷と恥だけだとわかっていても時として溺れることは快楽である。それは恋愛でも文章でも同じ。
