CD至上主義。恒久的な音楽はオーディオの前で正座して聴くべし。そんなコンパクトディスク最強説が本日崩れ去りました。「飛ぶときは一瞬で飛ぶから」という理由でデータ化に積極的になれなかったわたし。iPhoneには持ち歩きように流行りのポップスが多少入ってればよく、本来音楽は腰を据えてCDで聴くものである(*引きこもりなのでライブには出現しません)。そうこじらせ続けて何年でしょう。想像力のはるか上をいってスマホは日常生活に幅を利かせるようになりました。気づけば己もすっかりアディクション。スマホはフル稼働なのに、スピーカーとレシーバーはradikoでのラジオ番組とYouTubeでの動画視聴のためにしか稼働してない。ありがとうBluetooth搭載。
ビル・エバンスのCDが何枚か置きっぱなしだったので、よし原点回帰するゾってCDかけたんだけど音が飛ぶ。飛ぶ飛ぶ飛ぶ。飛んだ挙句止まる。レシーバーさんが必死の読み込みを試みますがきゅるるるーと苦しむばかりでダメでした。ディスクを返せば傷だらけ。ヘビロテしてきたものは傷も多い。CDの劣化もあるのでしょう。仕方ない。次いってみようー。サンキュー・ネクスト、きゅるるるーサンキュー・ネクスト、きゅるるるー。サンキュー・ネクスト、きゅるる……。ワルツ・フォー・デビィをはじめとするリバーサイド4部作全滅。ビル・エバンスに限らずお気に入りアルバムはほぼダメでした。CDレシーバーには問題はない。CDさん達が摩耗しつくしたのだ。
データは一瞬で飛ぶ。CDはじわじわ劣化する。データの消滅が居合斬りならCD破損はあたまぐりぐり。痛い。派手さはないけど確実にかなり痛い。なぜさっさとデータに切り替えなかった。あのもやっとした雲(*iCloud)に頼らなかった。
手持ちのCDから聴けるものをピックアップ。最初に生存を確認できたのはソウライヴの"Get Down!"でした。なつかし。ファンクなジャズもええのぉ。
しかし好きだったCDからやられていくのはほんとに気が重い。最近ただでさえアレなのに寄り添ってくれてた音楽にまで見捨てられるとか鬼か。
そんな時に時にはベイビー・シャークでエナジーチャージだ☆
冒頭に「恒久的な音楽はオーディオの前で正座して聴くべし。」と書きました。わたしはキース・ジャレットのソロアルバムを正座して聴きながら本気で泣いたことがあります。はい酔っ払ってました。はいビル・エバンスのほうが好きです。
この先のミュージックライフの運営方法、どうしましょうね。しばらく生き残ったCDと生きていきますか。
「ベイビー・シャーク」が今夜あなたの頭でエンドレスリピートされますように。どぅっどぅーどぅどぅどぅどぅっどぅー