耳のないパンを焼く41の方法。

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「引き寄せの法則」は"RAS"であり「カラーバス効果」。方法論よりあなたがえらい

昨日、「引き寄せの法則」は思い込みだという話を書いた。

pan-mimi.hatenablog.com

記事の最後に「引き寄せの法則はリフレーミング」だと意見も述べたが、いうて別の言い方もできるので、それについて書く。なんでわたしは引き寄せの法則のことばっかり書いているのだろう。ともかく。

引き寄せの法則」は、"RAS"(ラス:Reticular Activating Systemの略。日本語で網様体賦活系⦅もうようたいふかつけい⦆)や「カラーバス効果」の積極的&意図的活用である。"RAS"も「カラーバス効果」もざっくり言うと「興味があること・意識したものに脳が反応して、無意識に情報を集めちゃう」みたいな感じ。脳科学にも心理学にも明るくないので気になる方はご自身で調べるのを推奨。

具体例として「引き寄せの法則」を意識して興味関心を持ったわたしが、つい「引き寄せの法則」に関する記事やInstagramの投稿を見ちゃったり、2記事連続引き寄せの法則について書いているのもまさに"RAS"&「カラーバス効果」なんだよね……。

もし今、目の前に大根が3本あったら、わたしの興味は引き寄せから大根の消費方法に移り、大根情報を求めるようになる。人は見たいものしか見ないのですよ。

"RAS"とか「カラーバス効果」である理屈を知ったうえで、意図的に「引き寄せ」をするのはいいと思う。脳の仕組みを目標達成のために活用するわけだ。

広義の「引き寄せの法則」として、ビジョンボードとかアファメーションとか日記とか手帳術とかいろいろあるわけだけど、どれも目標達成をする(理想的な状態を引き寄せる)ために、脳に「興味関心」を持たせておく方法論なだけである。だからその辺は自分が好きな・自分に合った方法でやればよい。ビジョンボードを見るから、アファメーションをするから叶うのではない。あくまでも脳に「欲しい情報集めお願いしまっせ」とお伝えしておくことで、情報を入れ行動に繋がるから叶う(と思う)んすよね。

"RAS"や「カラーバス効果」の使用中に「確証バイアス」が幅を利かせてくると危険なのかもしれない。「確証バイアス」は自分を正当化する証拠となる情報ばかりを集めてしまうことで、以下Wikipediaさんから引用。

(かくしょうバイアス、confirmation bias)とは、認知心理学社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと[1][2]認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている[3]

確証バイアス - Wikipedia

これが暴走すると過剰な「自己責任論」で自分を追い詰めたり、他人にも自分の思い込みを押しつけたりしてしまうんだね、きっと。

世の中には起こらない方がいいことなんてごまんとある。犯罪や戦争に巻き込まれるとか、望まない妊娠をするとか。「引き寄せの法則」が普遍的な"ホントウ"であるなら、戦争で家も家族もなくした人に向かって「現状は、あなたが引き寄せたのです。幸せも不幸もあなた次第です。レッツ・ポジティブ思考」と言えちゃうわけだ。言えるわけないでしょ、どう考えても。

より理想的な人生を送るために考え方・解釈を変えよう、"RAS"や「カラーバス効果」を活用しようという発想を持てる時点で、そもそもわたしは平和で自由な、幸福な状況にいるんだろうなと思うです。その前提を取っ払って、敢えてネガティブに考え、不幸になる必要はないもんね。

引き寄せの法則」に則った「方法」が自分を変えるのではない。その方法をトリガーとして脳を活用し、行動する自分が、自分を変えるのである。「引き寄せの法則」を評価するより、脳みそを意図的に使えてる自分自身を評価したほうがいいよね、と思うお話でした。ビジョンボードもノート術も楽しんでやろう。来年用にcitta 手帳を買っちゃったわたし。半分以上空白で終わりそうだけど気楽にいこうぜドンマイ。