耳のないパンを焼く41の方法。

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お盆の終わりは感想文の始まり。

 母親が子どもと共に頭を悩ませる読書感想文の季節がやってきました。わたしは先日息子に2回目のダメ出しをして草案を突き返した。いやもう原稿用紙埋めるだけならひとりでできるのだから、提出すればいいと割り切って自力でやってくれないかな。大体わたしに文章の書き方を教えるスキルはないしキミ学校で作文書いとるやないけ。しかし彼が「母親のしごきに負けない」とよく分からない根性を見せるので母も断りきれない。いろいろと考える中でわたしと息子の歩幅が噛み合わないひとつの理由が「作文に対する認識の相違」だと気づいた。彼は「読んで書く苦行」だと思っておりわたしは「文字で魅せる小細工」だと考えている。本に書いてあることなど二の次三の次で(少なくともわたしはそう思う)、ポイントを決めてそれっぽく装飾すればいい。ありがたいことに読書感想文のテンプレはそこら中に落ちている。構成自体はそれに沿えばいいのだ。ストーリー云々は後から文中にねじ込むことだって可能だ。こういう思考でいるこころの汚い大人が純朴な少年の作文を添削するなんて土台無理な話なのです。結果息子は「上司の求めるものが全く分からないまま全力でプレゼンをしては一蹴されるを繰り返すサラリーマン」状態に陥る。唯一の救いは子ども、とりわけ男子の「一晩寝たら忘れる」すばらしい忘却能力が今のところ惜しみなく発揮されていることである。つまり毎回ゼロからスタートなのです。

も・う・い・や・だ

 とはいえ手前味噌で恐縮だが息子の日本語能力はこの5年間で飛躍的に成長しており持ってくるプロットを見た感じ「悪くない」のである。問題は「あらすじ(事実)」と「感想」の境界線が曖昧なことと、感じたことを明文化する経験値が低いこと。たったふたつなのだ。しかしまずこころに引っかかった部分をある程度提示してくれないと前者は解決しない。第一わたしはその本を読んでいない。この状態で手伝ってと言われるのは冷蔵庫内の材料不明のままごはん作ってと言われているのと同じである。だからまず脳みそにストックした情報を具体的に出せって言ったら彼はまたあらすじの海で溺れ出した。やれやれ。さらに思いを巡らせているうちに悟ってしまったことがある。息子には文章作成のセンスがない。生まれつき運動神経がいいとか悪いとかいうレベルで文章を書くセンスを神様にちょびっとしか与えられなかった子なのだ。こういう場合は書いて書いて「そこそこ」まで力をつけるしかない。しかし読書感想文は年に1度。そんな頻度でうまくなるわけないじゃないの。コミュニケーションスキルが重視される昨今、この先小論文やライティングのセクションを捨てて高校・大学入試を突破するのは不可能だ。彼の文章作成能力を育成するには何をしたらいいのだろう。違う。まず目の前の原稿用紙を埋めるにはどうしたらいいのだろう。

 取り急ぎ彼が選定した児童書に目を通しておくか。甘いと言われようと厳しいと言われようと子どもががんばるというなら母もがんばるのだ作文に関してだけは。

 

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