耳のないパンを焼く41の方法。

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文章は正解とは。

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 ある方のお子さんが作文を舞台で発表することになったらしい。公に出すものなので先生の添削が入る。お子さんが作文を書き上げ、先生から戻ってきたら大分違うものになってたと保護者の方がおっしゃっていた。チェックが入るのはあらかじめ分かっていたもののここまでとは。わたしも同感だったが後でふと大幅書き換えもおかしくはないかもな、と思った。小学校高学年。人前に出す以上小学生でも厳しく赤が入るわけだ。がんばって書きました◎と、ちびっこ扱いはしてもらえないのだ、わたし達の子どもは、すでに。

 かつてウェブライターもどきのこと(かっこよく聞こえる)をしたことがある。記憶の限り書いたものに1発オッケーが出たことはない。いくつ記事を書いたのか覚えてないがあまりにも内容を大きく変えられて異議申し立てをしたのは2回だけで後はクライアントさんの言いなりだった。

 内職としてのWEB記事だけじゃない。会社の企画でもプレゼン資料でもなんならPTAの配布物でも作ったものが1回で通ることなんてわたしの人生ではほぼなかった。最後にはあらゆる自尊心を差し出して「頼むから早く終わってくれ」という祈りだけで乗り越える事も少なからずあった。「適当で」と頼まれたボランティアのポスターも数回のブラッシュアップの末やっとGOサインが出た。適当でいいって言ったじゃーん。文章に限らず作品(みたいなもの)の完成系までの道は険しいっていうか完成とか正解とかない。

 結果的に世間から評価されるか否かは別として、作文でもプレゼンでも最初のゴールは目の前の相手に選んでもらう事だ。先方の好みやツボを抑え時には自我を封印する必要も出てくる。どんなに着想が素晴らしくても魅せ方が悪ければ通るものも通らない。文句があるなら非の打ち所がないものを初回で提出するしかない。できるわけない。シビアー。

 件の作文、子どもの作品を教師が書き換えたと表現すればひどい話に聞こえるが、おそらく添削をする先生方もピュアな生徒とコンクール入賞の板挟みだろう。親はそんな大人の事情もわかるのでにゃんとも悩ましい。思惑駆引き思いやり。ようこそ大人の世界へ。実はこういう大きな変化に一番柔軟に対応するのが子どもだったりする。どんな文章でどんな結果になろうともコンクールでの経験はその子の文章を上達させる糧となるんだろうな。親御さんはそんな事とっくに分かってるだろうから陰ながら応援。

 ふと宅の息子が自力で書いた文章を先生方が本気で添削したらどうなるのかと考えて即やめた。そもそも彼には読書感想文さえ自分でなんとかしようという気がない。何回か「残念ながら君には文章のセンスがない」と直接申し伝えたが彼は「えへー」と笑って流すだけだった。文章力より強靭なメンタルが大切と言われればなんとも言えない。

 完璧な文章も万人に好まれる文章もない。

 このブログにはコメント欄を設けていない。

 現実がシビアなのは変わらない。

 送られたコメント内容を全てチェックしてブロガーを守ってくれた主婦雑誌のブログが2019/9を持って終了します。

 ありがとうございました。書き換え削除が間に合わなかった分はあのまま残るのか。ほんとにシビアー。

 

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