耳のないパンを焼く41の方法。

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森沢さん(仮名)にとっての3万円。

 

恋愛して結婚して子どもが生まれるーかつての「普通」の幸せの形は最早通用しない。ライフスタイルは多様化し雇用も収入も不安定。育児の大変さや虐待問題・中年の引きこもりなども顕在化、結婚などしたくない子どももいらないと思う人が増えて当然だろう。こんな記事がありました。

    気になりますね。この記事で取材を受けた大手通信会社にお勤めの森沢さん(仮名)の

世のお父さんたちのように月3万円の小遣いでやりくりする生活も私には耐えられない。そんな状況、想像しただけでゾッとしますよ

発言。

    世の中のお父さんは一様に月3万円の小遣いで生きているわけではない。多い人もいれば少ない人もいる。そもそも小遣いという概念を持たない人もいるだろう。さらにお昼がお弁当か外食か?酒タバコの嗜好品を含むのか?会社の飲み会代はどこから出るのか?……「小遣い」で払う範疇によって多い少ないの印象は変わってくる。ある主婦雑誌のブロガーをしている関係で誌面やブログで公開されている他のお宅の収入・支出内訳を見ることが多い。その中にはお父さんの小遣いが森沢さん(仮名)が想定する額と一桁違うケースも見られる。そのことを大手通信会社お勤めの森沢さん(仮名)はご存知だろうか。今見たらお勤め先は大手通信会社のグループ企業だった。そして森沢さん(仮名)の周囲にいる大手通信会社のグループ企業にお勤めのお父さんたちの小遣いの相場が3万円なんだろうか。想像が膨らむ。

    1家族4人分の月の食費予算が3万円という人たちもいる。こちらも実家や近所からの救援物資の有無(米が貰えるなど)や土地による物価の違いにで十分か不足か多少左右されるだろう。しかし森沢さん(仮名)の足りない3万円で家族の食を賄っている人がいる。その辺りを彼はどう思うのか。同じ金額でも用途が食費か小遣いかでは体感的なお金の重みが違うけど、毎月の食費をあと3万円引き上げていいよって言われたら今のわたしは動揺する。え?量はそんなにいらないし、脂の乗ったよい肉は時にアラフォーの胃にはキツイんだけど。ともかくひと月の家計における3万円って結構大きい額だと思ってたよおばちゃんは。何より3万じゃ満足に遊べないからやだって言えちゃう森沢さん(仮名)が34歳ってことがびっくり。

    森沢(仮名)さんはこうも付け加える。

(前略)将来の親の面倒は兄妹に任せることになりそうなので遺産は要らないと伝えています。

    「遺産不要」が老年期の両親を切り捨てる免罪符になると思ってるならすごい。兄妹に事情ができて親の老後を見られなくなった暁にはまず遺産請求から始めるわけだ。森沢さん(仮名)が自分活動に徹して生きてくれるのは構わない。構わないはずなのに好感を持てないのは文面から感じ取れる彼の結婚・子ども・親の介護に対する考察が浅すぎるからだと思う。お金と時間を自分以外にかけるのはイヤ。親戚の子はかわいいけど自分が親になるとかムリ。遺産もらわないんだから親の行方など知らん。こんなふうに記事内容を読み取るわたしの性根が腐ってるのかも知れないが彼の「自分を犠牲にしたくない」はあらゆる責任をあらかじめ回避するための隠れみのにしか聞こえない。こういうご意見を拝聴していると結婚のメリットは安易には逃げられない他者との共存を通じ人間として成熟するチャンスを幾度も与えられることである気がしてくる。そもそも結婚というのはメリットデメリットじゃなくて種の存続のために本能が求めるものだと思ってたわたしの頭がお花畑なのかな?

    話がどんどんとっちらかるのでここでやめる。

    人様の結婚観はどうでもいい。ただ他所の家庭の話を聞きかじって結婚を知った風になり、子どもがいないのに親戚の子やペットを通して育児をしている錯覚に陥り、したり顔で講釈を垂れる男性が、わたしはとても苦手です。

    森沢さん(仮名)がそういう人じゃないといいな。幸あれ。

 

 

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