耳のないパンを焼く41の方法。

40代主婦がより良く生きるためのブログ。アフィリエイト広告を利用しています。

レビュー・シャドウサイド#37 宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」

*このブログではアフェリエイト広告を利用しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」を読んだ。「成瀬は天下を取りにいく」の続編です。→「成瀬は天下を取りにいく」のレビュー

小学生やらクレーマーやら、インフルエンサーやら出てきて、おもしろかったです。クレーマー主婦、通常だったら煙たい存在だと思うのですが、成瀬のキャラもあり作品のなかでなんとなく在るがまま受け入れられ、ひと役買っているのが良いです。クレーマーはいやですが、彼らなりの事情とか葛藤とか、重くなりすぎず描かれています。

登場人物がなんだかんだで力を合わせてくれたので、読んでいて前向きな気持ちになれました。個性的な成瀬が進学した大学が京大っていうのがなんとも。ピッタリではないですか。

前作同様ライトに読めるので、ぜひ手に取って欲しいです。あ、でも。前作を子どもっぽいとか感じて肯定的に受け入れられなかった方は読まなくていいと思います。あくまでも「天下をとりにいく」がおもしろかった人向け。