耳のないパンを焼く41の方法。

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チャンククッキーであり岩石ではないのと最近の通信制高校について。

本日の甘やかし
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チャンククッキー的なもの(名前忘れた)。岩石ではない。

ナッツとかマシュマロとかが乗ってます。おいしかったです。

 

 

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不登校生徒の増加、学びの形とコミュニケーション


不登校の生徒が増加している。みなさんご存じですよね。
中には「なんとなく学校に行かない」という子も一定数いるようです。

最近の不登校と学習の風潮について、話を聴く機会がありました。シェアさせてください。

目にする機会の増えた、通信制の高校。各校特色があり、授業形態は違うと思います。わたしが聞いたある通信制高校
・授業はオンライン
・レポート提出と10日間ほどのスクーリング(登校)
で、単位習得・認定、卒業となるようでした。

学校と提携した塾がサポート校となり、生徒たちの学習のフォローアップをする。そんな流れが、あるとのこと。

それらの通信制高校からの進学率・偏差値の高い大学への進学実績も、増えつつあるとか。

今まで「ふつう」とされていた「通学」なしで、卒業・進学できるわけですから、初めから「別に学校行かなくてもよくない?」という判断に至る子どもが増加してもおかしくないよねって、お話でした。そうなると今後ますます、物理的に「学校に通わない子」は、増えるのではと。

学びの形態が増えるのは、喜ばしいことです。オンラインという形が、この先しばらくなくなることは、ないと思います。しかし教える側には、不安もあるようで。「学習は対面が望ましい」、それが本音みたいです。
オンラインだと、顔は見えてもノートを取る手元は見えませんしね。子どもの学習態度や習熟度などを把握するのは難しくなるのでしょう。


対人コミュニケーション能力の習得についても気になるところです。
「画面越しでのコミュニケーションは可能」だと思います。それが10代の子どもなら、どうでしょうか。
全日制学校で体験するような、人間関係・友だち関係の経験が少ないまま、多感な時期を過ごすことになる。経験が少ないというか、経験する「チャンス」自体が少なくなることが、わたしの中では不安材料として大きいかもしれません。

ほぼ登校が不要な、オンラインでの単位取得。それがあっている子はいいのですが、本来なら、多くの人と関わりながら生活するのが向いているはずの子に、そのチャンスが十分に与えられないまま、教育期間が終わる。ちょっと怖いな。
個人的に、もう一回小中高に通い人間関係を体験したいかと言われたら、絶対イヤ!なんだけどさ。
やってみて、コレはイヤだったよねって、だからこっちでやってみようかって、プロセスは挟話でもいいように思う。

もうひとつ。通信制高校からの進学率と実績が上がりつつある。それって、学力至上主義は変わらないということでは。
全日制でも通信制でも、偏差値の高い大学に進むことが目的になるのだったら。

ダイバーシティとは。

とはいえ、なんでもかんでも学校が悪い・日本の教育が悪い・日本のあり方が悪い・と言っていても仕方がなくて。


世の中は変わっていくもの。とりわけネットはスピードが速く、法を含め周囲の環境づくりが追いつかない。それが現実だと思います。
それらの変化を受け入れながら自分にできることを柔軟に考え、実行していく。子どものすぐそばにいる大人にしかできないことだよね。

学校に行かないことを選ぶ子・通信制の学校を選ぶ子・また他の道を歩く子。みんな、対人コミュニケーションの経験をする機会が十分に持てるように。
そこで傷ついた子どもを、ケアできる体制を整えること。そしてそれ以上に、自分で考え立ち上がる力を持てるよう、子どもと関わること。大切だと思います。

社会の最小単位が、家族。家庭は、社会性の第一歩。そういうの言われると、お母さんとしては負荷を感じてどっと疲れちゃうんだけど。いきなり大きなことをする必要もなくて。何度も書いているように、挨拶をはじめとした声掛けを子どもにする……そういうことの積み重ねを、一緒にしていきましょう。

変わりゆく子どもの学習を取り巻く世界。そして変わらないコミュニケーションの基礎。

変化と普遍、両方の視点から、今の子どもと彼らの将来を見て、まずはガイド・ケアしていこ。

自分のケアも、お忘れなく。