耳のないパンを焼く41の方法。

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「好きにしなさい」が報われたとき。

節目の年ということで今年の息子にはチラチラ(プチ)セレモニー的なものがあります。先日「子どもから親へ一言」みたいなコーナーに出くわしました。いわゆる感謝の強要(コラ)。そこで宅の息子がわたしに「『好きにやっていいよ』と言ってくれてありがとう」と申しまして。ことばと背景を捕捉します。日頃から「勉強でもスポーツでも、やりたいことはやればええねん。イヤやったら辞めてええねん。やってみなくちゃ分からん。自分で決めてよろしい。ただ、思い通りに事が運ばなかった時、友だちがやろうって言ったから、おかんがやめろと言ったから…と人のせいにする選択はせんといて。なにかあったらおかんがいるから安心してやってきなさい」というような話をしてきました。そのスタンスに対しての「ありがとう」です。そして聴いたわたしが

通じてる!日々の育児が報われた!

歓喜した次第です。

他のご家庭のそれも聴いていたのですが、まさに十人十色ならぬ十家庭十色。(わたしからすると)厳しかったり、ほんわか楽しそうだったり、ノリツッコミだったり…バラバラの環境で育ったみんながええ子で、改めて育児に正解はないしその子の資質を見ながら接するのって大切なんだなって。大変勉強になったとともに、セオリーやスキルを金太郎飴みたくばら撒くような無駄遣いはしまいと、コーチとして身の引き締まる思いがしました。複数人お子さんがいる保護者の方達はほんとね、それぞれの性格やタイプを把握して対応を変えつつ兄弟姉妹全体のバランスを保ってるんだからすごいよね。

ところで帰宅後「あの親へのことば、すっごい嬉しかった!」と息子に申し伝えましたところ、嬉々として

「でっしょー!」

と返ってきた。

その時は嬉しい嬉しい連呼したわたしですが、後になって思うと、息子の「咄嗟に考えたにしては上出来だ」という自負と「おかん、こういうの好きでしょ?心得てるから」みたいな本音が見られたような見られなかったような…。それも成長と喜ぼうウン。

これから幾多の困難にぶつかり、その時にわたしが平常心を保てるかも自信がない。今でもオロオロウロウロしている。未来の漠然とした不安にはしばしば溺れるけども、日々の育児活動にも非常に価値を感じたお話でした。純粋に嬉しかったんだ、わたし。