パワハラじゃなくて洗脳ですよ。

NLPに過去と現在と未来とを一本の線として思い描く「タイムライン」というものがある。それに沿って未来とか過去を体験するんだけど、詳しく説明できないから以下略。スピではない。まあ、ちょっとそれを使って自分の過去まで行ってみたわけ。イヤならすぐやめればいいから。

パワハラを受けて退職した経験がある。今日日パワハラやセクハラと無縁で生きてきた40代など少数派だろうから、それ自体をトラウマみたく話す気はない。でもずっとわたしの中に失敗体験として残っていたのも事実で。思い出したくないからよそ向いて生きてたんだけど、タイムラインで当時のパワハラされ真っ最中へ遡り、感じてみたり第三者的に見てみたりしてわかったことがある。

山名さん、それ、パワハラじゃなくて洗脳っすわ。

日々罵倒され身もこころも完全にアレなのに、休まず職場に行く。他のセクションの雰囲気や、同期から聞く労働環境や上下関係の話から、自分のところがいかにアレなのか分かるはずなのに、なぜか週5でアレな職場に出勤する。

そのうち崩壊した精神に体がついてきてくれて、わたしを罵っているパワハラさん本人の前で倒れ退職に至った。ありがとう、わたしの脆弱な体。

見守るスタンスを崩さなかった親が「痩せ方が異常だった」とわたしの退職にさくっと賛成、安堵したのを見て初めて、自分がハタから見てても相当アレだったんだと気づく。辞めてから他部者の先輩になぜ相談してくれかなったのかと言われて初めて、「人に相談する」道があったことに気づく。

解けたのだ。マインドコントロールが。

もちろんパワハラをよしとする気はないが、当時パワハラってことばもあんまなくて、ただ若く無知であった故、誰かに言うとか思い当たらなかった自分が未熟だったんだ……ってとこで最近まで止まってたんだけど。改めて俯瞰してみると、あれはパワハラに端を発し追い詰められたのか自ら詰んだのかした末の洗脳だったんだなって思った。人事に訴えようと思えば電話一本ですぐできた。相談に乗ってくれる人だって何人もいたはず。逃げようと思えばいくらでも逃げられた。でもできなかった。それはわたしが無知だったからではなく、完全に思考力を失っていたからなのだ。今なら分かる。

いやほんと、よかったよ、今無事で。

タイムラインでは、パワハラさん視点からその時を見ることもできる。それもちらとやって、実際のところはわかんないんだけど、なんかあの人に悪気はなかったんだろうなって思っちゃったのよね。その後のことは存じ上げないが、どうぞお元気でいらっしゃってください…という考えが浮かんで、我ながら少し気持ち悪くなって現在に戻ってきた。

パワハラさんにわたしから何かを搾取しようという意図があったとは俄かに考えにくく、実際なにか搾取できたとも思えないので洗脳とは言えないのかもしれない。でも、少なくともわたしは「洗脳されている状態」に限りなく近かったんだと思う。

今、時代的にいろいろアレなんで、当時のわたしみたいな気持ちで生きてる人、結構いると思うんだ。ちょっと自分の置かれている状況を疑ってみてほしいというか。こころの正気は保てているかい?NLPやタイムライン云々は置いといて、プチ洗脳系パワハラ経験者としてそう思います。オンタイムで苦手な人に対応するスキルはまだ山名の頭に入っておりません。幸いなことに今近くにイヤな人いないんだ。