*このブログにはアフィリエイト広告が含まれます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)。「人一倍敏感な人」と訳される。敏感すぎる気質で、生き辛さを感じやすい。最近その認知が急激に広まって「HSP」をカムアウト?する人が増えた。わたしが懸念するのはHSPを名乗る人の中に「主観に寄りすぎた自称」が一定数含まれているんじゃないかということである。チェックリストによる自己判断。語弊がありそうだが以前の「自称鬱」、「自称発達障害」ムーブメントの新装版といった印象を受けなくもない。「繊細さん」なるHSPの本の出版が2018年。HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)に関するイラスト入り育児書の出版も2018年。体感的に数年前から「HSC」「HSP」を見聞きすることが激増した。恐らくこれらの書籍の出版後広まったんだろうな。HSPということばは1996年に外国で考案された。2015年には日本で「ひといちばい敏感な子」というHSCに関する訳書が出版されている。つまり少なくとも5年前にはHSPもHSCも日本で存在確認されてたわけだ。ちびっ子の親が自分の子がHSCだと「今」気づくのは分かるけど、大人が本の流行を潮に「わたし繊細です」「自分敏感なんで」って数珠つなぎに辛い辛い言い出すのは違和感がある。みんな最近一斉に気づいたのだろうか。いやいやいやいや。2015年からの約5年間、人一倍の生き辛さをどうやってやり過ごしてきた?書籍「繊細さん」を否定するつもりはない。読んで楽になるならよかろう。でもSNSで名乗って終わりじゃどうかな。子どもの成長には大人が責任を負うが、大人は自分でなんとかするしかない。大人の「繊細さん」には、大きな傷を負っているならまずそれを十分癒して、そこそこ力が沸いたら楽に生きられる術を少しずつでも身につけてほしいと切に願う。自称HSPだけが増えてネット界隈で「出た出た『繊細さん』w」などと揶揄されるの避けたいではないか。あと、一部があんまり繊細さん繊細さん言うと沈黙を貫いてるHSPがもっと辛くなりそうだし。HSPの人口における割合は5人に1人と決して少なくない。声高に自称してマイノリティを理由にした逆マウントも難しいよ。諸々省くけど、わたしはプロではないが予備知識ゼロでこんなこと書いてるわけじゃないんだよ。HSPでもそうでなくても疲れたときはスマホの電源落として寝るのが良い。どうにもならない辛さを抱えているなら専門家に助けを求めてください。みんなが力みすぎずに生きられるのを願ってる。ところでチェックリストに従うとわたしもHSPである。信じないでしょ?ケラケラケラ。なんであろうとあたいは楽しく生きていく。
--- 診断結果 ---
スコア:109(-52~140)
HSP度:【強】
非常に強いHSPの可能性があります。他の人に比べ困難な点が多くあると思いますがその反面、他の人よりも優れた点が多くあります。世界に必要な才能を備えているあなたは自分に自信を持った生き方をし、そして疲れた時は休息をとりましょう。
HSP診断テストより
育児において下の本はわたしを救ってくれた。
読みやすいのはこちら。