耳のないパンを焼く41の方法。

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成長ノートを封印したくなる母親。

 

「ナイフみたいにとがってら」という有名思春期子育てブログを知ったので読んだ。その中に母である著者が家の奥底深くに眠っていた「長子が乳児の頃の直筆成長記録ノート」を発見する話があった。開いてみるとものすっごい細かく当時の第一子の様子が書いて(描いて)あり、恥ずかしくなって再び閉じたという話。

同じようなノートがうちにもある。

詳細はこちらをご覧くださいといわんばかりの育児の記録帳。産前に産婦人科で配られた記録ノートにちびっ子だった息子の睡眠時間・授乳時間・ミルクの量・排泄・離乳食の内容や食べた量が毎日毎日毎日毎日延々と分刻みレベルで書いてある。乳児は基本的に寝る・泣く・飲む(食べる)・排泄するしかしないので、睡眠・授乳・ミルク・排泄・離乳食毎に記録をするのは1日中ずーっとペンを握っていることに等しい。ご存知かと思うが乳児の母には睡眠時間が圧倒的に足りてない。足りてないのにペンを片手に子どものストーキングノート書き続けた当時のわたしを一言で表すなら「必死すぎてイタい」。見返して「あの頃は…」と目を細めて懐かしめる類のものではない。命をかけたルポタージュである。開けば義務感と使命感にかられて死に物狂いで息子の一挙手一投足を書き留めていたトチ狂った自分が蘇る。クレイジーである。ちっとも楽しくない。惨めである。見たくない。封印する。でも捨てられない。そのノートには自分をけちょんけちょんに痛めつけて去ったんだけど大好きだったから忘れられない男みたいな雰囲気があるのだ。ウソですないです。思いかえせば成長ノートを見た保健師さんが「お母さん、こんなにたくさん一生懸命書いていらして…」と労いの言葉をかけてくれたことがあった。その時に「え?コレ、普通じゃないの?」とよぎったけど、やっぱり普通じゃなくて息子への異様な付きまといだったんだな。世の中の傾向として具体的すぎる成長の記録がなされるのは第一子のみであり、ふたりめ以降には適用されない。わたしも第二子がいたら書かないと思う。過去の睡眠時間は戻らない。

 

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