耳のないパンを焼く41の方法。

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ネコのガン飛ばし。

宅の息子は多分に甘やかされてきた。うちにはうちの事情があってその時々で最善と思われる育て方を選んでやってきたので後悔や罪悪感は特にない。しかし客観的に見ればやっぱり甘やかされて育っているようで一度よその方にわりに直接的にお宅は甘いと言われた。ごもっともです。
 帰宅後彼は三人掛けソファの上にランドセルを放り出す。錠前を開けてかぶせはソファからはみ出て床に向かってだらんと垂れ下がる。プリントやら校帽やらも置かれる。そのまま宿題が始まるのでランドセルその他学用品はソファで待機。宿題が終わるとソファに戻りランドセルの隣に座って休憩を取る。わたしもしょっちゅうカバンを床に放り出してるし、なんだかんだで寝るまでにランドセルは所定の場所に戻されるし、小言を繰り返すのは疲れるしお互いにいい気分はしないからまぁ時々しか言わなかったんですよ。叱る・躾けるってかなりエネルギーを使うんで省エネの観点から。
 それに邪魔だってことにそのうち自分で気づくと思ってた。

 先月からおネコKを飼い始め、日中はソファの上がKのくつろぎの場になった。でも小さいほうのオス(息子)が帰ると彼とランドセルに居場所を占領されてしまう。先日Kの我慢に限界が訪れた。ソファ独占中の息子の間近でガンを飛ばし始めたのです。無言でガン見。ここぞとばかりに飼い主メス(わたし)がしゃしゃり出る。「人間3人が座れるはずのソファは君の私物でネコ1匹入る隙間がないほど埋まっている。この状況をどう思うのだね?」。反抗期の(習い事の前の貴重な休憩時間だったから余計にイライラしてる)息子は半ギレして「もぉう!」とか言いながらランドセル一式をいやいや自室に運んだ。K、満足げにソファに横たわる。そして戻ってきたオス小とおネコの憩いが始まる。やっと平和。

 その日を境に、ランドセルがソファに放り出されることはなくなった。すげぇネコ。母の愛よりネコのガン飛ばしである。数日後帰宅後すぐにランドセルを片付けるようになったねと伝えたら、息子はこう言った。「ランドセルがないほうが広いから」。ネコがいなかったらいつ気づくつもりだったのかな?

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